NEWS&TOPICS

企業情報

2015

10.21

アーカイブ事業拡大に向け最新鋭スキャナー2機種を日本初導入!

①4Kフィルムスキャナー「Scanity HDR」導入!!

この度、東京現像所(以下、togen)は世界各国で映像作品に関わる制作から配信、アーカイブまで総合ポストプロダクション業務を行うグローバル企業Prasad Corporation Pvt. Ltd.(本社:インド チェンナイ、以下「プラサド」)、メディア企業向けコンテンツの権利開発ならびに収益化サービスを提供するライツスミス株式会社(本社:東京都港区、以下「ライツスミス」)の2社と日本のフィルム・コンテンツ・ホルダー向けデジタル化と修復、及びアーカイブ・サービス提供を目的とした戦略的業務提携を締結しました。
この事業推進のため、最先端技術搭載4Kフィルム・スキャナ “Scanity HDR(スキャニティ・エイチ・ディ・アール)”を導入して、togenはスキャニング・サービスをお客様へ提供します。Scanity HDRは、プラサドのグループ企業のひとつDigital Film Technology GmbH (本社:ドイツ ダルムシュタット、以下「DFT」)が製造するScanityシリーズの最新モデルで、日本では初めてtogenに導入されました。ライツスミスは、アジア太平洋地域におけるプラサドのデジタル・ポストプロダクション・サービスの事業パートナーとして、本プロジェクトの事業展開とマーケティングを担います。
経年劣化したフィルムは、収縮や、歪み、座屈、接合部の劣化、パーフォレーション欠損、ビネガー・シンドローム等さまざまな問題が生じます。このような難しい問題を抱えた古いフィルムでも、白黒ハイダイナミックレンジをカバーし、リアルタイム・スキャンを可能にするScanity HDRは、アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、オランダ、フィンランド、マレーシア、ノルウェーほか多くの国々で、国立/国営の大規模アーカイブ施設に採用され、その卓越した性能が証明されています。

製品の詳細はこちら

【プラサド・コーポレーションについて】
プラサド・コーポレーションは1956年の創業以来、インド最大の総合映像サービス・プロバイダーとして、世界各国の拠点を通し、フィルム、ビデオ、ニューメディアの製作からポスプロ、配信、上映まですべての分野で市場を牽引する「プラサド・グループ」の一員です。手がけたハリウッド作品はアカデミー賞、ゴールデングローブ賞を初め各種の賞を獲得しています。DFT(Digital Film Technology GmbH)はドイツに本社を持ち、高品質・最先端フィルムスキャン技術を送り出して75年の歴史を持つ、プラサドのグループ企業です。DFTの最新スキャナ“Scanity HDR”は、アーカイブ・カナダ、スロバキア・フィルム・インスティチュート、オーストラリア国立フィルム&サウンド・アーカイブ、BBC、ディズニー、マレーシア国立フィルム・デベロップメント、ノルウェー国立ライブラリを初め世界中のアーカイブへの導入実績があります。

【ライツスミスについて】
ライツスミスは、ロサンゼルス、東京、シドニーに拠点を置き、大規模メディア・アーカイブ向けにコンテンツのデジタル化から、運用、管理、収益化まで総合サービスを提供するグローバル企業です。大規模アーカイブスの抱える問題を整理し、有効なワークフローを設計して、ライブラリの価値を最大化します。また、クリエイターに向けては、ライツスミスのフッテージ・ライセンス・プラットフォームから、日々制作されるたくさんの映画やテレビ番組、広告、出版物、デジタルコンテンツへ向け、多様な映像/写真素材を提供しています。

②光学サウンドトラック・デジタル再生装置「SONDER・RESONANCES」導入

この「SONDER・RESONANCES(ソンダー・レゾナンス)」システムは、35㎜・16㎜のプリントフィルムやネガフィルムから光学トラックを読み取るシステムです。このシステムの導入により、従来のフローを大幅に圧縮し、プリントを焼かずにプリントと同等の高音質サウンドをスキャンすることが可能になりました。またローラーを調整することにより、最大収縮率4%までのフィルムに対応可能です。サウンドを音としてではなく、画像としてスキャンしますので、プリントを焼いた時と同じモジュレーションを再現できます。画のレストア同様にダストやキズの修復をすることができます。

本件に関するお問い合わせは:
株式会社東京現像所 営業部
Email: togen-contact@tokyolab.co.jp
Phone: 042-485-9915

http://corporate.rightsmith.com/ja/news-releases-ja/

TOP